しばらくすると、無事に眞緒を送り出すことに成功したとお袋からメールが届いた。 ……が。 着いてもいい時間が過ぎても玄関のチャイムが鳴らない。 心配になったオレは、お袋へ電話をかけた。 「眞緒、来ないぞ」 『え? まだ着いてないの?』 「ちゃんとオレん家に行くように言ったんだろうな」 『言ったわよー。ちょっと待って。電話してみるから』 ――数分後。 『どうしたんだろう……。眞緒ちゃん、電話に出ないのよ』 「え?」