せっかくの誕生日だ。 あいつが喜びそうなものでも作って、腹いっぱい食わせてやりたい。 となると、自宅がいい。 確か親父は今出張中だから、お邪魔虫なのはお袋か。 今夜は家を空けてもらえるよう、次にお袋に電話をしようと考えていると、 『陽斗~、そうこなくっちゃね』 「……なんでそこに居るんだよ」 おばさんの電話に変わったのはお袋だった。