『どんな理由があるにせよ、聞いてあげようとか、眠れるようになってもらいたいとか……、もう、陽斗にはそういう気持ち、無いの?』 「……」 『眞緒ちゃん、誕生日も特に予定は入っていないみたいよ? 万里子がふたりでパーティやってあげるって言ってたし』 「……」 『眞緒ちゃんのためになってるとは、やっぱり思えないけどね』 「……とにかく、今忙しいから。後で電話する」 電話を切ったオレは、中途半端にバターが広がったトーストを口に入れた。