「……ハル兄?」 「知ってるよ」 「え?」 「オレがこうなるように頼んだんだからな」 「……へ?」 「今夜……家を空けてくれって」 「……?」 「おばさんには、眞緒を貸してくれって」 「???」 ちらっと視線を送ると、鼻の下に牛乳をくっつけた顔で首をかしげている。 「……」 「……?」 「…………」 ……お前な、気づけよ。 何でオレの方が熱いんだよ。 ったく。白ひげ生やしてきょとんとして。