「あの……ハル兄……?」 突然料理をし出したオレのことも不思議なんだろう。 理解に苦しむと言った表情で、おろおろするばかりだ。 そんな姿に、自分の口端がわずかに持ち上がるのが分かった。 「あのね、おばさんに頼まれてね、あたしの誕生日プレゼントを持っていかなきゃいけないんだけど……」 ……ホント単純だよなぁ、お前。 どこの誰が、忘れたプレゼントを本気で誕生日の本人に取りに行かせるんだよ。