「あの……」 ふたりの顔をきょろきょろと見比べているあたしに、村瀬先輩がほほ笑んだ。 「ハルさんとオレ、同じ高校だったんだ」 「えっ? そうなんですか?」 「うん。生徒会が一緒で。ハルさんが生徒会長でオレが書記」 「せ、生徒会長と……書記……」 それも初耳。 てか、なんて贅沢な生徒会……。