「じゃ、じゃあ……ちょっとだけ……」 そう言って立ち上がりかけた時、オネエと視線がぶつかった。 しぶい顔で、あたしと先輩を眺めている。 「大学のイケメン?」 「う、うん……サークルの先輩」 「あたしに紹介しなさいよ。アンタにはハル二ーがいるじゃないの」 「……」 「このまま行くの?」 「……だって、せっかく誘ってくれてるんだもん」