甘い××の、その後に。 love you,baby☆



「誕生日にひとりきりで占い?」


「あ、いや、その……」


「じゃあさ、二人でお祝いしようよ」


「え?」


「そういう日にこうして会えるっていうのもすごいよなぁ……。やっぱり何か縁があるんだよ、オレと眞緒ちゃん」


「……先輩」


「どっかでメシでも食おうよ。せっかくだし」



「行こう?」とほほ笑む先輩を見上げながら、心がぐらぐらと揺れた。



あたしが寂しいとき、大変なとき、困っているとき、


先輩はこうして、さりげなく優しくしてくれる。


そばに、いてくれる。



先輩の言う通り……これも縁なのかもしれない。


もう、ハル兄のことは忘れろって……何かのお告げなのかもしれない。