「そんな特別な日にさ、メールも電話もないって……結論なんて、もう出てると思わない?」 「……」 「今日くらいは何か連絡があるかなって……あたし、ちょっとだけ……ホントにちょっとだけ期待してたんだ。 でも……何にもないんだ」 夕食の買い出しでにぎやかになってきた商店街。 反対にあたしとオネエの間には、重い沈黙が流れた。