それに…… 「……」 口ごもったあたしに、オネエが続ける。 「終わりになるのか、続くのか、どっちにしてもきちんと結論を出しなさい。そうしない限り、その目の下のクマもずっと続くことになるわよ」 「……オネエ、」 「何?」 「今日さ、あたしの誕生日なんだよ?」 「だから何?」 「あと数時間で、今日が終わっちゃうんだよ?」 「だから、な」 言いかけて、オネエがはっとした顔をする。 その顔に苦笑を返したあたしは、小さな声で続けた。