甘い××の、その後に。 love you,baby☆





“――ちゃーん……?”




その時ふと、遠くの方で声がした。



「そこにいるー?」



あ……この声、菜月ちゃん?



触れる直前だったあたしと先輩の唇は、その声に引き戻された。



「邪魔入っちゃったな」



苦笑する先輩を前に、あたしはうつむくしかない。



……あたし……今……、先輩と、キスしようとした。


拒もうと……しなかった……。