「フィーリングが合うんだよ、オレと眞緒ちゃん。彼氏よりオレとの方が歳も近いじゃん? だからさ、一緒にいろんなこと楽しめると思うよ?」 さっきの花火を思い出して、確かにそうかも……と思う。 ハル兄だったら、あんなふうにはしゃいだりしないし、 あたしの様子を、呆れながら笑って見ているだけだろうから。 ……やっぱり、最初から無理だったのかも。 大人なハル兄とあたしとじゃ、 考えや行動に、差があり過ぎるのかもしれない。 結局、幼なじみ以上にはなれないのかもしれない。