「オレさ、眞緒ちゃんのことがやっぱり好きだよ」 「……え?」 「今日、本気で惚れた」 突然の告白に驚いて顔を上げたけど、花火の終わってしまった浜辺は真っ暗で。 表情まではわからない。 「オレとだったら、きっと毎日が幸せだと思う」 「……」 「泳いでる時も、さっきの花火も、楽しかったじゃん?」 「は、はい、楽しかったです……けど」