甘い××の、その後に。 love you,baby☆



「……すみません。お願いします」


「喜んでー」



なんて言っておどけた先輩と歩き出してから気がついた。


先輩の手には、ビニール袋がぶら下げられている。



「村瀬先輩、もしかしてコンビニ帰りだったんじゃないですか?」


「うん。そう」



……そういえば。


こういうこと、入学直後にもあったっけ。



大学構内で迷子になってたあたしを、生協に連れてってくれたんだよね、先輩。


戻り足だったのに。



やっぱり、優しい人なんだなぁ。