「おかーさん、あたし大学でも頑張るからね。おばさんも、今日はありがとう」 ふたりの寝顔にそっと声をかけているところに、ハル兄がホットミルクを持ってきてくれた。 「ちょっと休憩」 自分にはコーヒーをいれて、ソファでふうっと息を吐いている。 「ハル兄、大丈夫? 結構飲まされてたよね」 「このくらいならすぐ覚める」 「すごいね」 感心すると。 「眞緒」 「うん?」 「こっち。お前も休憩」 ――ぽんぽん。 自分の隣をたたくハル兄。