一応水着も着てきたし、このまま宿舎に戻るのも悲しすぎるなぁ。
ボードの練習でもしようかな。
そう思ったあたしは、みんながいる場所から少し離れたところに移動した。
へたっぴな姿を見られるのは恥ずかしいし、
菜月ちゃんと紺野さんの仲良しぶりが横目に入るのも切なかったから。
打ち寄せる波の中に足をくぐらせると、
「こらっ」
突然後ろから声を投げられて、びっくりして振り向いた。
「あ……」
「初心者が一人で海に入っちゃダメだって言ったじゃん」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…