「……そっか。じゃあ朝になったら起こすから。おやすみ」 「……おやすみ」 ハル兄は、そのまま机に向かってしまった。 一緒の部屋にいるのに、ひとりぼっちでベッドに入る。 大好きなハル兄のにおいに包まれているのに、すごく寂しい。