「……女の子のこと、部屋に入れるとか……ヤダ」 気づいたら、そんな言葉が漏れていた。 「女の子? ああ、生徒のことか。仕方ないだろ、あれは、」 「分かってるけどヤダよ」 「……」 「何にもなかった? あの子と」 「あるわけないだろ?」 「ホントに?」 「……」 オネエの厳しい言葉。 流川さんと唯衣さんの仲良しな姿。 そんなものをいろいろ思い出して、口がへの字に曲がっていく。