うなずいて、じっとハル兄を見つめる。 そういえば、ここに来て初めての会話だ。 お酒の入ったハル兄の顔は、ちょっぴり赤い。 でも、その表情からは、何を考えているのかは読み取れなかった。 「あら。帰るの? 泊まっちゃえばいいのに」 留美さんが声を出すと。 「いや、明日も夏期講習があるんで」 「あらそう。大変ね、センセイは」