……いつも好きな人の近くにいれるっていいな。 何かひとつでも、得意なものがあるってうらやましいな。 ……あたしには……どっちも無いや。 うつむいて、しゅんとしていると、 「オレ達もそろそろ帰るぞ」 声をかけられて見上げると、そばにハル兄が立っていた。 「お前も眠いだろ」 「うん……」