「しょっと」 背中と両足に腕を入れて、唯衣さんの体を持ち上げた流川さん。 気付いているのかいないのか、お姫様抱っこされた唯衣さんは、 むにゃむにゃと口を動かして、幸せそうな顔をしている。 「流川……」 「ん?」 「オネエが二人いる……」 「わかってるよ」 寝ぼける唯衣さんを見下ろして苦笑した流川さんは、 「こんなだから寝かせてくるわ」 みんなにそう告げて、寝室へ向かった。