「まあ、それもあるけど疲れたんだろ。昨日はバイトで遅かったみたいだし。 なのに呼び出してメシ作りさせちまったからな。しかも大量に」 唯衣さんのそばまで行った流川さんは、その顔をのぞき込んで目尻を下げた。 そして。 「ご苦労さん」 聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声をかけて、 ほっぺにかかった髪を耳にかけてあげている。 ……あ、なんか……いいなあ。 微笑ましいその姿に、きゅんとなる。 クールな感じの流川さんだけど、そういうとこ、あったかいんだ。