ふと見ると、唯衣さんがこっくりこっくりと船をこいでいる。 ときどき我に返るようにぱっと開ける目は、でもすぐにとろんとしてしまう。 「ちょっとアンタ、寝てんじゃないわよ」 「……寝てないもん」 留美オネエに起こされながらなんとか目を開けていた唯衣さんだったけど、 そのうちへにょっと斜めって、本格的に眠ってしまった。 「ねー、ナオちゃん、この子眠っちゃったわ」 留美さんが唯衣さんをちょんちょんとつついている。 「ちんちくりんはホントにお酒に弱いわね」