「眞緒も眠いか?」


「ううん、あたしは大丈夫」


「なら良かった。片づけ手伝ってくれるか? さすがにこれじゃな」



テーブルの上には、空き缶やらこぼした飲み物やら。


床には、酔い潰れたおかーさん二人もいるし。



「確かにひどいね……」



でも、満足そうな寝顔を見ていると、こっちも幸せになってくる。