「ほら、心配そうにこっち見てるでしょ?」 そう言われてリビングへ顔を向けると、 オネエたちに絡まれながらも、ハル兄はこっちに視線を送っていた。 「眞緒ちゃんのこと、ずっと気にかけてたんだよ」 ……そうなのかな。 怒ってて、何か言いたいだけじゃないのかな。 もしくは、料理なんて出来ないあたしがキッチンにいるのが不安なだけじゃないのかな。 さっきの女の子といるときなんて…… あたしのこと、もしかしたら忘れてたかもしれないし。