「せっかくウキウキして東京まで来たっていうのに、災難だったわね」 夜景に見とれていたあたしに、 ソファにふんぞり返っていた蘭オネエが声を出す。 「……」 「まあ、アタシの誕生パーティに参加できるんだから良かったとしなさい」 「……参加したくてしてるんじゃないもん」 唇をとがらすと、 「だから言ったでしょ? 離れていれば隠しごとができるって」 「……隠しごと……?」