『へ? じゃないわよ。行くところないんでしょ? こっちで待ってなさい。 もうすぐ暗くなるし、アンタみたいな田舎者がうろついてたらすぐにヘンなやつにつかまるから』 「う、うん」 『で、どこにいるの?』 「えっと……」 電車の乗り換えを教えてもらって、ドキドキしながら移動する。 指定された駅についてからもう一度オネエに電話をして、5分間くらいナビをしてもらった。 『そこの高層ビルの17階に来なさい。今エントランス開けてもらうから』 「じゅ、じゅうななかい?」