たしなめられて、しゅん……と顔を伏せる。 「そーだよね……」 ……そうなんだけどさ。 「あ~あ……」 ため息を漏らしたあたしの右手に、ハル兄の手のひらが重なった。 「こっちに戻って来れる時間、なるべく作るようにするから」 「……うん」 「それに今夜は、たぶん、朝まで一緒にいれるぞ?」 「?」 「だからそう落ち込むな。な?」 「うん? うん」 首をかしげるあたしの顔に、ハル兄はもう一度ほほ笑んだ。 にぎった手に、きゅっとチカラを込めて。