ハラハラドキドキの3日間はあっという間に過ぎた。 「合宿は今日で終了だけど、ここの施設はメンバーならいつでも使えるから。来たい人は夏休みの間中、テキトーに集まってねー」 みんな揃った砂浜で、部長が声をかけている。 「眞緒ちゃんは帰るの?」 「あ、はい」 今日もここに残るらしい村瀬先輩の顔は、こんがり小麦色。 日焼けしてもさわやかって……ズルイなぁ。