「眞緒、パクチーって食えるか?」


「うん。ピーマン以外、大丈夫」


「ピーマンの肉詰めにすればよかったな」


「またイジワル言う」



あたしの言葉に、くすくす笑うハル兄。



「もう大学生なんだから、ピーマンくらい食えるようになれって」


「食べれるもん。……無理すれば」


「ま、今日は特別にピーマンは出さないでやる」