「こ、こういう時じゃないとなかなか会えないしさ、その、東京探検もしてみたいし。……ととと、泊ってきてもいい?」 半分照れ、半分ムキになりながら言うと、おかーさんはくすくすと笑った。 「いいわよ。楽しんでらっしゃい。ハルくんに迷惑かけないようにね」 「う、うんっ。ありがとう」 その後、何だかんだとからかわれたけど。 ちゃんとおかーさんの了解も取れたし、 これで心置きなくハル兄のところに行けるぞー。