オモテ向きに返されたカードは、キレイな絵柄だった。 「いいカードっぽい。……だよね?」 おそるおそるオネエを見上げる。 「これは星のカードよ」 「星? あ、やっぱりイイ感じっぽい。キラキラしてるっていうか」 「確かにいいカードね」 「ホント? やった!」 「でも逆位置ね。手放しでは喜べないわ」 オネエが言葉を区切る。