「ていうかさ、アンタ達の顔見てたら肉が食いたくなったじゃない。どーしてくれんのよ」 「なにその理由」 「欲求が溢れだしたってことよ」 「は?」 「ヤッてきたでしょ、アンタ達」 「……なっ!///」 「判るのよ、アタシにはね」 結局高級肉を買い出したオネエの背中を眺めつつ、あたしとハル兄は無言で視線を交わした。 たぶん、お互いに同じことを思っていたはずだ。 案外やるな、このオネエ……っていう感心の他に、 ――大丈夫だよね、心配ないよね? って。