「でっけー桜餅だなぁ」 その手が肩に降りてきて、小さなチカラが加わった。 仰向けに寝かされたあたしの上を、ハル兄の腕がまたぐ。 「味見」 1……2……3回。 軽くついばまれる唇は……ホントに味見をされているみたいで。 体の奥が、きゅ……と音を立てる。 「美味いよ」 「……もう///」