「初、大学生眞緒だな」 「うん……」 ああ……お日さまみたいなこの笑顔。 ……ホント、久しぶりだぁ。 「おめでとう、眞緒」 「ハル兄も、おめでとう」 ――そのまま数秒間、見つめ合ったあと。 「感触……確かめておくか」 すっ……と伸びてきた両腕が、 あたしのカラダを、ふわりと引き込んだ。