愛してんで



バタバタバタバタ


バァン!!


何時もの穏やかな昼休み。

屋上の空気を変えたのは、柚と臣だった。


柚臣「「やったでぇー!!」」


昂「うるさっ!何やねん、騒がしいわ…」


平「あぁ~、俺のオニギリっ!!」


あまりの騒がしさに驚いて、平良は手からオニギリを落とし嘆く。


大「はいはい。で、今日はどんなノロケ?」


臣「ノロケちゃうわ。デートやデート!!」


奏昂綾佳大平隆
「「デート?!」」

柚「そぅやねん。今度の土曜日、鈴華ちゃんの誕生日やねんて。3人で、遊びに行くねん!!」


佳「マジッ!!」


平「おめでとう!!」


昂「勝負に出るんや?」


柚「そぅやねん。あぁ~、ごっつ緊張するぅ~」


臣「柚っ!!今日の放課後、誕プレ買いに行くで!!」


柚「おっ!!臣、えぇ事言うやん!何にしよ?」


昂「浮かれすぎや…」


盛り上がってる2人を見て、昂は呆れかえった。


柚「なぁ、奏。何がえぇと思う。」


臣「おぉ!女としての意見をくれっ!!」


奏の前に座り、ぐぐっと身を乗り出す。
目がギラギラしてて、ちょっと怖い。