臣「なぁ~奏~。俺ら、どうしたらえぇねん?」
奏「はぁ?!何で、私に聞くねんなぁ。」
柚「だって、お前も一応女やろ?」
奏「一応は余計やっ!!」
ウルウルと、上目使いで覗き込んでくる2人に、鳥肌が立つ。
奏「まっ、まぁ~、最初は仲良くなる事からやろ。それから、遊びに行ったりしたら、えぇんやないの。」
臣「そんなん基本中の基本やんけ。」
柚「そんなんやなくて、彼女の心がキュ~ンとなる事聞いてんのに、頼りにならへんなぁ~。」
ハァ~と大きく溜め息を付くと、哀れな目で奏を見る。
奏「おまっ!!聞かれた事に対して答えたんに、何やねん!!ほんま、腹たつわぁ!!」
柚臣昂綾佳大平隆
「「ブフッッ!アハハハハハハッ」」
柚「ごめんやで。さっきの仕返しや。」
臣「ほんま、ごめんやで。ほんなら、仲良しさんから始めるわぁ~」
ポンポンと、奏の頭を撫でる。
奏「《腹たつわぁ…》せや、今日から3日間おばちゃん居らんねん。夕食係は、私やねんで。臣と柚は、メシ抜きやっ!!」
奏は、悪戯っぽく笑うと、ベェと舌を出した。
柚臣「「何でやねんっ!!」」
奏「仕返しの仕返しやっ!!」
柚臣「「そっ、そんなぁ~」」
がっくりとうなだれる2人を見て、みんなで笑った。
その日も、夜遅くまで笑い声は絶えなかった。


