ザァァァ・・・


バタバタ


ガチャッ


隆「たっだいまー。おばちゃん、タオルちょーだい。」


平「俺もー。」


大「俺もー。ったく、天気予報外れてんじゃん。うっわっ!!パンツまでびっしょびしょ!!」


3人は、着ていたTシャツを脱ぐと、強く絞った。


Tシャツから滲み出た水が、玄関に音をたてて落ちる。


パタパタ


おば「3人共ビショビショやん。外、そんなに酷く降ってんの?」

3人にタオルを渡すと、開いてる扉の外を眺める。


んっ・・・?!


昂「《いつの間にか寝てたのか・・・?》」

玄関の慌ただしさに目を覚ますと、激しく雨に叩かれる窓ガラスが、視界に飛び込んできた。


その瞬間に・・・


ド――――――ン!!ゴロゴロ・・・


耳に鈍く落雷の音が響く。