昂「おばちゃん、聞きたい事あるんやけど、答えてくれる?」


おば「おばちゃんが、答えられる事ならえぇよ。」


少し寂しげに笑うおばちゃんが、コーヒーを口へと運ぶ。


昂「あのっ・・・〔ガチャッ〕


佳「おはよー。何か2人って、珍しい。俺も、コーヒーもらって良い?」


ふぁっと大きな欠伸をしながら、佳康はダイニングチェアへと、腰を下ろす。


昂「えぇよ。なぁ、佳康。お前、前に奏が寂しがりやって言うとったよなぁ?」


佳康は、コーヒーを一口含むと、大きく頷いた。


昂「何でなん?おばちゃんなら、理由知ってんのやろ?」


佳「何で急に、そんな話になったんだよ。何かあったのかよ?」


不思議そうに昂を見た。


佳康の隣では、おばちゃんが泣きそうになっていた。