昂は、扉が閉まるのを確認すると、ダイニングルームへと向かった。


お湯を沸かし、コーヒーの準備をする。

綾「昂、おはよう。コーヒー、俺ももらっていい?」


昂「えぇよ。綾も出掛けるんか?」


綾「んっ!?あぁ、デートっつーか、彼女の買い物の付き合い。」


昂「それを一般的に、デートって言うんやろ。」


綾「だなっ!あっ!!シャワーって誰か使ってる?」


昂「誰も使ってへんで。」


綾は、パタパタと走ってシャワールームへと向かった。