奏「平良、寝かしといたろ。さっき、起こしてまったし。行こか。」 3人は、大貴を起こさない様に、静かに教室から出て行った。 静まりかえった教室には、周りの音しか聞こえない。 その中で、大貴はムクリと上半身を起こした。 ゆっくりと背もたれに体重を掛け、ふぅと息を付く。 さっきの奏の表情を思い浮かべ、教室から出た。