愛してんで



佳「ホワイトクリスマスだな」


みんなが、窓の外に降る雪を眺める。


小さな家族の旅立ちを喜ぶように、優しく静かに粉雪が舞い降りる。


小さな目は、キラキラと雪を眺める。


そして、別れの時間はすぐそこに迫っていた。