3人は、街で一番大きなオモチャ屋に来ていた。


店内は、鮮やかなクリスマスの飾り付けがされていて、クリスマスソングが流れている。


イブと言う事もあり、家族連れの人集りを掻き分け、店内の陳列棚を見渡す。


奏「人、多いわっ!!」


臣「しゃーないやろ。年に一度の、大イベントなんやから。」


柚「俺等は向こうで、ウルトラマングッズ見て来んで、奏は燿のプレゼント探してや。」


奏「おっけー。何かあったら、電話してなぁ~。」


手分けして、3人は店の奥へと進んで行く。


お絵描きが大好きな燿の為、お絵描きグッズが並ぶ棚の前に立つ。


奏「何がえぇんやろぉ~?」


うーんと唸りながら、気になる商品を、1つずつ手に取って眺めた。


奏「おっ!?これ、かわいいやん。ぬいぐるみに描けて、洗濯機で何度も洗えるなんて、画期的やねぇ~。おっ!?しかも、水で描けるんやっ!!これ、えぇやん!!」


白いクマのぬいぐるみを手に取って、マジマジと眺め、裏に書いてある注意書きを読んだ。