隆大平綾佳臣柚
「「ただいま~」」

燿潤
「「おかえりなさい」」


仲良く2人は、手を繋ぎ出迎える。


奏昂
「「おかえりー」」

燿潤《プッ!!》


2人に続き、出迎えた奏と昂を見上げ、ニヤニヤと笑う。


臣「んっ?2人共、何笑てんねん?」


佳「何かあったの?」


2人の顔を覗き込むと、燿と潤はクスクスと笑う。


潤「かなちゃんとこうくん、パパとママにまちがえられたの。」


昂「おまっ!!言うたらアカンって約束したやろっ!!」


昂の顔が、どんどん赤くなる。


燿「きょうね、こうえんまでおさんぽしたの。でね、おばあちゃんが、『わかいパパとママですね~。なかよしですね~。』って、言ってたの。」


奏「燿っ!!」


ますます顔が赤くなる奏と昂。

燿と潤は、クスクス笑いながら、『ね~。』と首を傾げる。

綾「ふ~ん。パパとママねぇ~。」


大「仲良しねぇ~。」


どんどん顔が赤くなる。


柚「パパ~、ぼくほしいものあんねん。かってぇ~」


臣「パパ~。」


ニヤニヤしながら、甘え口調で昂に絡み付く。


昂「きしょいねんっ!!離せやっ!!」

潤「パパ~。」


燿「ママ~。」


燿と潤も、足元に絡み付く。


昂「なんやねんなぁ~。」


奏「もぅ、からかわんとって~。」


隆平大綾佳臣柚
「「アッハッハッハッ」」


玄関には、笑い声が木霊し、濃紺の夜がやってくる。