X
「さぁ、着いた。
降りて、降りて♪」

サクラさんに連れられた場所は裏通りにある古びたビル。

「此処ですか?」

「そうよ。
さぁ入った入った」

そして中に足を踏み入れた私は唖然とした。
中は外見とはにつかないほど凄く広かった。

「ようこそ、Zへ」

「Z?」

「そう、此処は悪魔達の組織、Z」

あ、悪魔!?
私は驚いて固まっていた。

「びっくりした?
まぁ、そうだよねーいきなり悪魔だもんね(笑)
でもさぁこれでどうして連れてこられたかわかったかしら」

サクラさんは笑いながら言った。
私は動く事ができなかった。
逃げようと思えば逃げられるのに何故か脚が動かないのだ。



「東雲マリア。

いや、生き残った天使の娘さん♪」