中学デビュー

「蒼太が言うと、嘘を言ってるみたいじゃあないんだけど。」



「なんだよそれ。嘘だっていってるだろ。」


「だから、その嘘を蒼太が言うと、嘘に聞えないんだけどぉー。」



「はいはい。」



「なにそれー。なんか、もう俺はつかれましたよー的ないいぐさー。」



私たちは、それを言い合いながら、一時間はたっていた。
だけど、蒼太と言い合っているとなんか、すごく楽しい。

男と友達になるのって、こんなに楽しかったんだぁー。

その瞬間、私は小学校の時のことを思い出して、言い合ってる最中にいってはいけないことを私は口にだしてしまった。


「蒼太は、なんか小学校の時にいた男子と似てるというか、なんか。」


「はぁ?一緒にすんなよ。てか、何でそんな事いうんだぁ?なんか、過去にあるなら、話してみろよ!」