そして、放課後。

「ここ・・?だよね。生徒会室。」

あたしは友達の伝言どうり、

生徒会室前に来ていた。

「・・御弘先輩、ホントにくるのかなぁ・・・?」

あたしが、キョロキョロしてると・・・

「桐島さん・・・だよね?」

「あ、はい。」

後ろから、いきなり声をかけられて驚いた。

でも、それは間違いなく・・・御弘先輩の声。

「み、御弘先輩・・・。」

「来てくれてありがとう。とにかく入ろうか?」

「は、はぁ・・・。」

がちゃ、と生徒会室のドアを開けて

中へと招かれる。

「入っていいよ。」

「・・・ありがとうございます。」

「今日は君に話があって・・。時間大丈夫?」

「あ、はい。大丈夫です。」

に、しても、話ってなんだろ・・・?

「率直に言うとね。」

「は、はい。」

「俺は君が好きなんだ。」

「へ・・・?」

「桐島さんが、好きなんだ。」

あたしを、好き・・・?

御弘先輩が・・・?

いやいや、なんか変。

あたし・・・

嬉しくないかも・・・

なんで?

ちょっと前まで、大好きだった人に

告白されたのに。

ちっとも嬉しくないや。

「先輩、ごめんなさい。あたし、先輩とは付き合えません。」

「俺のこと嫌いかい?」

「そ、そうじゃないんですけど・・。」

もちろん、先輩は憧れの人だ。

「じゃあ、どうして?」

「それは・・・。」