「・・・?」

「くぅ・・・。すぅ・・・。」

寝てる。

可愛いなぁ・・。なんか。

「芽紅・・。大好き・・・。」

「っ!」

寝言?

それとも、狙ってんの?

でも・・・

コイツ、今寝てるし。

こんな風に伝えられたら・・・。

“瑠輝のこと、好きだよ”

って。

「・・・好きだよ・・。」

アレっ!?

声、出た!?

「る、瑠輝っ!」

「ん・・?芽紅・・・?」

「声っ!声出たぁ!」

「マジ・・・なのか?」

「うんっ。」

よかったぁ・・・

よかったよぉ・・・。

嬉しさで、涙が出てくる。

「おまっ、また泣いてんのか!?」

「だって、だって・・。もうしゃべれないかと思ったんだもんー・・。」

「はいはい。よかったな。」

「る、瑠輝?」

「んだよ。」

「・・ありがとね。あ、後・・。瑠輝のこと、ちょっとは好きだから///」

今のあたしには、ここまでが限界。

コイツの目を見て、出来る限りのことを伝える。

恥ずかしいし、顔熱いけど・・・

今しかないと思ったから。

「・・・さんきゅ。俺も好きだよ。」

「・・・知ってる//」


この後、あたしはすぐに退院した。

お医者さんも、大事にならなくて本当によかった

と言っていた。

これで、明日からまたふつーの生活だぁ。

やった♪