「っ・・?今・・何時だぁ・・・?」

時計をちらっと横目で見ると

2:14・・という表示。

やっべー・・・。

寝ちまった・・。

「っと。芽紅は・・?って、こいつっ!」

俺のベッドで、寝てやがる。

なんて奴だ。

「無防備すぎんだろ・・・。」

ふつー、男の家で、

男のベッド借りて、

寝るかぁ・・?

すーすー気持ちよさそうに

眠ってる芽紅を、起こすわけにもいかず・・。

お、俺、どこで寝りゃいいんだ?

ベッドに入ってもいいのか・・・?

「おーい。入るかんなぁ。」

「・・・。」

当然のように、芽紅は声をかけても無言。

だよな。寝てるもんな。

そーっと気づかれないように

俺は布団の中にもぐりこむ。

中は、芽紅の体温で、少しあったかかった。

「・・好きだよ。なんて、言えっかよ。」

本人がおきてるときなんか

絶対言えねー。

恥ずいだろ?

ったく、誰かわかってくれよー・・・。

「寝てるときは、こんな無防備なのにな。」

おきてるときは、ツン入ってるから

結構ガードきつい・・・わけでもねーけど・・。

コイツは、あからさまにツンデレだかんな。

そこが可愛いんだけど。

「はぁ・・。俺も寝よ。」

これ以上、コイツのこと見てたら

間違って襲っちまいそうだ。

・・いや、切実に〔笑〕

男ってのは、そうゆうもんだと

理解して欲しいものだ。

俺は、なんとか理性を保ちつつ

目を瞑った。

きゅっと、少し弱い力で

俺の身体に抱きついてきたのを感じ

どぎまぎしつつも

俺は眠りについた。


〔~瑠輝said.end~〕