「お待たへ。」

「わっ!オムライスっ!」

「オムライス、好き?」

「好きっ!」

大好物のオムライスがでてきて、大はしゃぎ〔笑〕

だってだって、美味しいじゃん♪

「ほら、食えよ。」

「ん。ありがと。」

いただきマース。と言って、1口。

スプーンですくって、口へと運ぶ。

「わわっ!おいしっ!」

「そこまでかぁ?ま、さんきゅ。」

モヤモヤしてた気持ちを

全部吹き飛ばして、パクパクオムライスを食べた。

「美味しかったぁー。ごちでーす。」

「はいはい。ずいぶん美味しそうに食べるんだな。」

「えー?だって、美味しかったんだもん。」

あたしはムッと口を尖らせた。

だってコイツ、あたしより料理上手いんだよ?

確信できる。

はぁ・・・

女の子として、ちょっとへこむ。

「ふわぁ・・・。ねみぃ・・。」

「瑠輝?」

「んあ・・?・・すぅ・・・。」

「あらら・・。寝ちゃった。」

どーしよぉ・・・。

なんか、あたしまで眠くなってきちゃった。

どうしよ、このまま寝ちゃおうかなぁ・・・。

「ベッド借りちゃえ。おやすみ、瑠輝~。」

あたしはベッドの上に、ゴロンと寝転んで

目を瞑った。

ドキドキ、と心臓の音を少しだけうるさく

思いながら。

あたしは眠りについた。